第2回公募は締め切りました

アートマネジメント人材等海外派遣プログラムとは


「東京文化戦略2030」では、東京都が国内外のアートシーンの中心として世界を魅了する創造性を生み出し、東京に集積する芸術文化資源を最大限活用し、国際的なアートハブとしての機能の強化を目指しています。そのため、本事業では将来アーティストと社会をつなぐ役割を担う若手アートマネジメント人材を短期で芸術フェスティバル等に派遣し、国際的な活動の第一歩となるよう、海外の芸術文化関係者のネットワークを作る機会を提供します。また、海外の先駆的な作品や創作現場に直にふれることで、国際的な視点に立った創作の機運醸成を図ります。尚、将来的にはこの事業を通じて東京と各派遣先との連携を深め、東京と海外セクターとのネットワーク構築・強化に繋げます。

募集内容

派遣対象者

連携する派遣先に準じて、対象となる芸術分野を選定します。
―舞台芸術分野:演劇、舞踊、音楽全般に関わるプロデューサー、ディレクター、舞台技術者等
―視覚芸術分野:視覚芸術に関わるディレクター、キュレーター等アートマネジメント人材

また、各分野ともに以下条件に全て当てはまることとします。
―海外での公演や海外セクターとの交流や共同制作などに興味があり、海外での実務経験がない・あるいは少ないこと
―芸術分野関連の現場経験が3年以上あること
―首都圏在住者で都内での活動を主とすること

なお、下記に該当する者は応募資格を有しません。
―暴力団員等(東京都暴力団排除条例[平成23年度東京都条例第54号]第2条第3号に規定する暴力団員及び同条第4号に規定する
 暴力団関係者をいう。以下同じ。)
―申込者が所属する法人その他の団体の代表者、役員又は使用人その他の従業員若しくは構成員に暴力団員等に該当するものがある者
―主な活動内容が特定の政党・宗教を支持し、又はこれに反対するなど、政治・宗教活動をするためのものと認められる者

派遣期間及び派遣人数

―現地滞在最大7日間程度(移動日を含めて9日間程度)
―派遣予定人数は年間10名程度。派遣先毎に2~3名程度を予定。

支援内容

―日本と派遣先の往復航空賃(エコノミークラス)
―現地宿泊費
―日当:現地滞在日数1日につき1万円
―その他、派遣先でのスケジュール・プログラムの調整、現地での関係者の紹介、アドバイスなどのサポート

応募方法

―応募方法は各派遣先の詳細ページからご確認ください。
―希望する派遣先ごとにご応募ください。複数のプログラムに応募は可能ですが、派遣されるのは1か所のみです。

派遣先

2023年度第2回募集

  タイランド・ビエンナーレ(チェンライ)、バンコク(予定)  

募集期間:2023年9月19日(火)~10月10日(火)17:00 ※募集終了
派遣時期:2023年12月上旬
派遣対象:視覚芸術に関わる若手を中心とするキュレーター、ディレクター、アートプロフェッショナル等
派遣人員:2~3名程度

■主旨・目的
12月9日に開幕するタイランド・ビエンナーレ2023に合わせて派遣します。今回のテーマは「オープンワールド」。多様な文化と豊かな歴史を持つ古代都市を舞台に、芸術を通じて地球規模の課題に関与するとともに、ビエンナーレに集う各国のアート関係者とのネットワークづくりの機会となります。その他、バンコクでの視察も予定しています。


  ニューヨーク・ブロードウェイ  

募集期間:2023年9月19日(火)~10月16日(月)17:00 ※募集終了
派遣時期:2024年1月中旬
派遣対象:舞台芸術(演劇、舞踊、音楽等全般)に関わる若手を中心とするプロデューサー、ディレクター、技術者、演者等
派遣人員:2~3名程度

■主旨・目的
世界で最も熱いエンターテイメントの中心地ニューヨークで、「エンターテインメントビジネス」の魅力を、人々の生活・文化やブロードウェイ最先端のミュージカル等様々な観点から感じとり学んでいただきます。滞在中は、ミュージカル鑑賞、美術館訪問、街の探索、ブロードウェイミュージカルのバックステージツアーや現地で活躍するプロデューサーやアーティストとのディスカッション・交流などを通じて、本場のエンターテインメントビジネスの、日本には無い発想や規模の大きさに触れていただきます。

2023年度第1回募集

  スコットランド・エディンバラ  

募集期間:2023年6月16日(金)〜6月30日(金)※募集終了
派遣時期:2023年8月下旬
派遣対象:舞台芸術(演劇・舞踊・音楽全般)に関わる若手を中心とするプロデューサー、ディレクター等
派遣人員:2~3名程度

■主旨・目的
8月にスコットランド・エディンバラで開催されるエディンバラ・フェスティバルの視察を中心に、演劇や音楽関係者とのミーティングや関連施設の視察

被派遣者となった場合

派遣前

―詳細な派遣日程の調整を行います(主催者・事務局との調整)。
―滞在プログラムの設定に向けた、派遣先のリサーチと視察・ヒアリング先等との交渉・調整を行っていただきます
 (アドバイザー・主催者のアドバイスあり)。

派遣中

―プログラムの適正な実施を行っていただきます。
―日報の作成、派遣プログラムの記録(映像、写真等)、適宜ZOOMやメールによる滞在中の状況報告をお願いします。

派遣後

―派遣事業報告および報告会でのプレゼンテーションを行っていただきます。

滞在中のプログラム

約1週間の滞在中のプログラムは、主催者側で設定するBasic Programと被派遣者自身が調整して設定するOriginal Programがあります。いずれも、派遣決定後に、主催者と協議しながら決定します。また派遣実施までの間、専門家によるアドバイス等も受けられます。

Basic Program

主催者側で調整し設定するプログラムです。現地での面会先や視察先を主催者側が調整します。滞在期間中、必ず実施していただきます。

Original Program

被派遣者が自らリサーチし、企画・調整するプログラムです。派遣決定後、各自で事前に派遣先のリサーチを行い、また、関係各所視察・ヒアリング先を検討・調整して実施するプログラムです。

派遣事業報告会

2024年3月に被派遣者全員から実施報告を基にした成果発表をしていただきます。報告会でのプレゼンテーションは必須です。

審査について

審査のプロセス

―派遣対象者の選定にあたっては、外部有識者等を含む審査会での審議を経て決定します。
―第一次選考では、提出された応募書類を精査し、書類審査を実施します。
―第二次選考では、面接により派遣対象者を決定します。

採否結果

採否の結果は、すべての応募者に対し、書面にて通知します。

個人情報の取扱い

応募書類に記載された個人情報は、「公益財団法人東京都歴史文化財団個人情報の保護に関する規程」に則り、適正に管理します。ただし、審査や事後評価等のため外部有識者や東京都に提供することがあります。また、被派遣者の活動やアーツカウンシル東京の助成事業に関するアンケート等を送らせていただく場合があります。

お問い合わせ先

「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」運営事務局
※プロジェクトに関するお問い合わせは以下のメールアドレスにお願いします。

メールアドレス:info@act-kaigaihaken.jp
(受付時間:平日10:00~17:00)
※原則として、メールでのご対応となります。電話でのお問い合わせはご遠慮ください。